SAITAMARIBA INTERVIEWS ピエール中野さん(凛として時雨)SAITAMARIBA INTERVIEWS ピエール中野さん(凛として時雨)

Vol.1

 埼玉県ゆかりの著名人にご出演いただき、ご本人のおススメスポットで埼玉県についてアレコレ語っていただくインタビュー企画「SAITAMARIBA(サイタマリバ)」。今回、語っていただいたのは、ロックバンド「凛として時雨」のドラマーとして活躍する、越谷出身のピエール中野さん。音楽活動に捧げた学生時代から、精力的に埼玉県の魅力を発信し続ける現在に至るまで、その埼玉への偏愛ぶりを存分に語ってもらいました。

<ピエール中野さんPROFILE>
埼玉県越谷市出身。ロックバンド「凛として時雨」のドラムス担当。手数、足数を駆使した高度なテクニックと表現力で、豪快かつ繊細な圧倒的プレイスタイルを確立。ドラマーの枠を超えた幅広い活動を展開している。
<ピエール中野さんの詳しいプロフィール・活動はこちらへ>
https://www.pinakano.jp/
https://twitter.com/Pinakano
https://www.instagram.com/pinakano0718/
https://note.com/pinakano0718

「凛として時雨の1stアルバムは岩槻の公民館で録音したんですよ」

Q:地元埼玉での思い出は?
 中学の頃からバンドを組んでいたから、とにかくスタジオばっかり行ってた記憶ですね。よく行ってたのは、北越谷の『サウンドスタジオ グレゴリ』と『ジャーニー』。あとは、岩槻駅前にある公民館の音楽室にドラムが置いてあったので、そこを借りたりとか。高校が岩槻だったのでよく行ってました。
 普通のスタジオよりも安いんですよ。キレイだし。実は凛として時雨の1stアルバム“#4”も、ほとんどの曲をその公民館で録音したんですよ。プロのエンジニアさんに頼らず、自分たちでマイクを立てたりしてました。

「静かで、のんびり。住みやすく、美味しい店もたくさんある」

Q:生まれ育った越谷はどんな街ですか?
 住みやすくて、とにかく居心地が良い街ですね。6年前に東京へ引っ越してから改めて気づいたんですけど、道は広いし人は優しいし、時間の流れもぜんぜん違う。ひとことで言えば「のどか」。静かでのんびりしているんです。そんな街ですが、美味しい飲食店とかもけっこうあるんですよ。今日のこの『トラットリア 要』なんかもまさにそうで、田園地帯に突然ポツンとあるから、普通だったら見落としてしまうと思います。だけど実は地元に愛されていて、めちゃくちゃ美味いっていう。某TV番組のロケ地に使われた影響もあり、いまやランチでも予約必須の人気店になりましたけど、僕が通いだした10年前は、まだ裏の畑の納屋で営業してましたからね。ちなみに僕はクリーム系のパスタを頼むことが多いかな。いまも自分で予約して行きます。埼玉にはそういう隠れた名店があるので。

「僕が好きなのは日高市。小旅行としては十二分です」

Q:埼玉県で他に好きな街は?
 僕が好きなのは日高市。巾着田っていう場所があるんですけど、そこが曼珠沙華の群生地で、秋になると見渡す限り真っ赤な曼珠沙華で埋め尽くされるんですよ。それがもう本当にすごくて、異世界に迷い込んだんじゃないかっていうくらい(笑)。あとは近くに『サイボク』っていうブランド豚を販売しているところがあって、そこがちょっとしたテーマパークみたいになってるんですね。レストランは当然あるし、子供が遊べるアスレチックがあって、豚とのふれあいコーナーがあって、さらに温泉まで併設されていて。しかもその全てが、ハイクオリティ。幻想的な曼珠沙華の群生を見て、アスレチックで子供と遊んで美味しい豚肉を食べて、最後に温泉まで入れたら、もう小旅行としては十二分ですよね。

「埼玉県民は、みんな優しい。優しくて、控えめなんです」

Q:ピエールさんから見て埼玉の県民性は?
 まず埼玉って、実はめちゃくちゃ美味しいレストランがたくさんあるんですよ。でも、いまいち広まっていない。それって多分、県民性だと思うんです。埼玉の人って、みんなすごく優しいんですよ。優しくて、控えめなんです。だからグイグイ目立って打ち出していくっていうのが、苦手な人が多いんじゃないかな。その反面、親しい人間関係をとても大切にする。だから地元の人だけが知ってる超絶美味しいお店っていうのが、各エリアに必ずあるんです。僕はそういう地元に根づいた隠れた名店を探すのが好きなんですよね。全国をツアーで回ってると、どこの地方も少なからずそういった風潮を感じるんですけど、埼玉は特に強い気がしますね。

「VIVA LA ROCKは本当に最高。思いつくこと全部やる!みたいな(笑)」

Q:他県の人にもっと知ってもらいたいモノ・コトは?
 『VIVA LA ROCK』ですね。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいましたが、2014年から『さいたまスーパーアリーナ』で開催しているロックフェスティバルで、本当に最高。まずアーティストが超豪華。さらに会場外の『けやきひろば』にもステージを作って、フードもスゴイ数が出店してるんだけど、屋外エリアは入場無料なんですよ。そこに色んなゆるキャラを集めたり、キッズランドを作ったり、ワークショップをやったり、フットサルコートまで併設しちゃって。もう思いつくこと全部やる!みたいな(笑)。だけどそれが良くて。とにかく、雰囲気が素晴らしいので、もっと全国的に知ってもらいたいですね。その他に広く知ってもらいたいモノは「武州パイ」かなぁ。熊谷の『梅林堂』という和菓子屋さんのお菓子なんですが、僕もつい最近まで知らなくて。ライブの差し入れでいただいてびっくり。驚愕の美味しさですよ、あれは。ぜひ一度食べてみてください。

「埼玉県ならではの文化・食・自然を残したい」

Q:未来に残したい埼玉県とは?
 1つ目は『VIVA LA ROCK』。あれは絶対に未来へ残すべきフェスです。2つ目は美味しいお店。めちゃくちゃクオリティが高いお店が多いんです。最後はやっぱり自然かな。いわゆる大自然じゃなくても、とにかく見晴らしが良い場所とか、夕陽がめちゃくちゃキレイな田園風景とか、埼玉にもけっこうあるんですよ。埼玉県に住んでいる頃は何気ない日常だったけど、東京に住むようになってから気付きました。とてもかけがえのない景色なんだなって。そういう埼玉県ならではの文化や食、自然は、これからもずっと残り続けてほしいですね。
ズバリ!埼玉県を色で例えると? あか【赤】
 パッと頭に浮かんだのは赤ですかね。浦和レッズに引っ張られてるところが大きい気がするけど(笑)。
 でも埼玉ってエネルギッシュで熱量高い人が多いから、やっぱり赤かな、うん。
今回のロケ地 今回のロケ地 トラットリア 要

トラットリア 要

 イタリアのおふくろの味が楽しめる、ランチタイムでも予約必須の人気イタリアンレストラン。店舗の裏には自社農園を併設。細部まで作り込まれた内外装や、気持ち良い中庭もステキ。

  • 住所埼玉県越谷市恩間新田553
  • 定休日日曜日、第三月曜日
  • TEL048-977-9337
  • WEBhttps://kaname.owst.jp/